JSA 公益社団法人 日本脳卒中協会 The Japan Stroke Association Boehringer Ingelheim

Q3.自分で脈をみること(検脈)の重要性について

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済生会熊本病院脳卒中センター
特別顧問
熊本大学医学部医学科 臨床教授
橋本 洋一郎 先生

心房細動の患者さんの約半数は無症状であり、症状が全くないことも多い為、定期健康診断の心電図検査を受けて初めて分かることも多い病気です。動悸や息切れなどの症状があれば、病院を受診すればすぐわかりますが、一番身近に実践できる簡単な方法は、自分で脈をみること(検脈)です。心房細動が起きているときには、動悸がしたり、脈を触れると、不規則であったり、弱く数えられない特徴的な脈がみられます。動悸がしたら、脈を確かめてみましょう。

2023年2月作成